私たちの治療方針
下の表は左側が健康な状態(治療の必要性ゼロ)、右へいくほど健康度が下がり、
より複雑で時間や費用のかかる治療が必要となることを示しています。
左端に近い処置ほど健康の回復が早く、比較的確実です。
右端に近い処置ほど、様々な合併症を併発していることが多く、健康な状態に戻りにくくなります。
例えば、ある部分の歯に穴があいて、放っておいたとします。
そこで咬むと物がつまったり、ひっかかったり、時々痛かったりします。
それまでの様に咬むことができません。咬めるところを探してそこを中心に咬みだします。
放っておくと元々どこで咬んでいたかわからなくなり、ゆがんだ咬み合わせが定着していきます。
歯がこすれ合って削れたり、移動したりしながらゆがんだ位置でしか咬めなくなっていくのです。
筋肉に痛みがでたり顎関節の動きが悪くなったりすることもあるのです。
それでも気づかずに放置すると、咬み合わせはバランスを失い、歯がゆれてきたり、
かぶせ物が外れたり、根が割れてしまったりしながら、支えを失ってつぶれていきます。
咬み合わせの崩壊を止めることはとても難しく、どのような手段を用いても崩壊のスピードを
遅くするようなことしかできない場合もあります。
若いうちから歯の健康に気をつけていれば、咬み合わせの崩壊はかなり予防できます。
最初はこのようなところから崩壊ははじまります。
初期での治療をきちんと受け、ホームケアを続け、さらに定期的な
チェックやプロによる清掃を受けることによって防ぐことができるのです。
私たちはまずお口の病気を早く見つけて、必要最小限の介入で治療し、病気の原因を取り除いていきます。
つめ物やかぶせ物の状態を定期的にチェックしたりメンテナンスし続けることで病気になりにくくなります。